すっかり涼しくなりましたね。
9月の下旬にMさんはご友人の披露宴にご出席のため浅草の結婚式場にいらっしゃいました。
ご友人の披露宴でのエンディングロールは新郎新婦が揃って人力車に乗っていらっしゃるところだったとか。
江戸文化を守り続けてくれている浅草で結婚式も粋でいいものですね。
さてMさんはお着物を沢山お持ちの方。おばあさまがお孫さんにお着物を誂えて差し上げるのがお楽しみだったようで、お幸せなことでいらっしゃいます。
今回の披露宴には何をお召になるか?
お持ちなだけに逆に悩んでしまいますよね。
そこでどのお着物になさるかをご相談いただき3枚の訪問着のお写真を拝見させて頂きました。
ところがここでわたくしが失態を(>_<)
3枚のお着物の中でMさんのお顔に映えるお色のお着物を選び、次のお稽古にお召しになってお越し下さいました。それはカタクリの花が群生している訪問着。
若紫のお色目がとてもお似合いでした。
こちらに致しましょう。とお伝えしてから後日ふっ!と気が付いたことが・・・( ;∀;)。
カタクリは3月から4月に開花する花なので半月からひと月ほど前から先取りしてお召しになることが出来ます。
となると2月半ばくらいからお召頂いてせいぜい4月まで・・・。まずい・・・。
Mさんがお着物をお召しになるのは9月。ありえな~い!!!
急遽もう一度お写真を送って頂いて他の2枚を新たに拝見することにm(__)m。
送って頂いたお写真がこちら。

刺繍を贅沢に施した古典文様の訪問着に黒地の袋帯か金箔の袋帯のどちらを合わせるか。

あるいは絞りを施した裾ぼかしの訪問着にするか・・・。
紫式部色の地色で裾ぼかしに瑠璃色を使っているこちらのお着物に致しました。
披露宴日ご出席後お帰りなってお疲れのところお写真を撮って送っ下さいまして感謝ですぅ。

重ね襟は薄いブルー、帯締めは帯の中にある螺鈿の色を取って藍色の高麗組に。とても素敵なコーディネートです。
皆さまからは「似合ってる!きれい!素敵!」などのお言葉を頂けたと大変うれしいご報告を頂きました。
お見せできないのは残念ですが瀧本美織さん似のとても素敵な笑顔で輝いております。
それにとても綺麗に着付けられていらっしゃいますよね♪。
お着物はお召になるまでの何通りもあるコーディネートを決める工程も楽しんで、そしてご自分で紐を使って着付け上げていくもの。
もちろんお着付けして頂くのも結構なのですがご自分で何度も何度もお稽古してこの日の為に多少の緊張と共に着付け上げていくのも良いものです。
何より自分らしさを出せるのはご自身ですものね。
Mさん、これからもドンドンお着物お召頂いて素敵なお着物姿で闊歩(?)して下さいませね。
あ!次はスーパー歌舞伎でしたっけ?
いいな~♪。
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