昨日は三人のお嬢様揃っての浴衣&半幅帯結びのお稽古でした。
「こんにちは~♪」と笑顔を見せて下さるとキラキラ輝く若さにこちらも元気を頂きます。
かつてお嬢様?だった誰かさんもつられて「こんにちは~♪」
さて前もってボディに可愛らしい帯結びとスッキリ系の帯結びを2種類結んでおきました。
どちらを締めたいか選んで頂く為です。
うっかり写真を取り忘れてしまいました(>_<)
皆さまかっこいい系をお望みでしたので、揃ってそちらを結んでみることに。
日頃銅裏、八掛が付いた絹のお着物でお着付けのお稽古を重ねていらっしゃるので綿素材の浴衣では裾線の合わせ方などの違いを実感して頂けた様子。
なにより長襦袢を付けないという事は衣紋の抜き方、衿合わせが違います。
「すべらな~い」「ごわごわする~」「床すれすれでないと反って難しぃ~(裾線のことです)」など、なんと頼もしいコメントであることか!
それって、いかに日頃のお着物に慣れてきたかという事なんですものね。初めてが浴衣でしたらこんなものなのか、と思って着付けはじめますでしょ。
でも滑らないお陰で腰紐を締めた後のおはしょりの一重上げも着物ベルト(よくコーリンベルトと云いますね)なしの伊達締め一本でお稽古出来ました。
しかも伊達締めを締める際にシワが出ないやり方などたっぷり盛り沢山。
浴衣も半幅帯も素材、、柄、サイズ、その方の個性でどれ一つとして同じになりません。

お若い方はいいですね。楽しそう~♪

前姿のアレンジ編も一つ。とんぼ玉などの帯どめがあれば使ってもいいですね。

これをご自宅で再度お着付けの練習をなさってご自分なりの形に仕上げていって下さればと思っております。
どちらさまも浴衣の衿に一工夫して頂いたのでキリッとして見えます。
ここでチョッとだけ・・・
浴衣の起源
ゆかたは平安時代、貴族が蒸し風呂に入るとき、水蒸気でやけどしないように着た「湯帷子〔ゆかたびら〕⇔麻の着物」がはじまりとされています。
それがあせも吸い取り風通しも良く快適なことからだんだん湯あがりに着用されるようになりました。
それがやがて江戸時代になると庶民の間でチョッとした外出着として利用されるようになってきたわけです。この頃はもう綿素材です。
綿は麻よりずっと後の室町時代に漸く生産がはじまり本格化は江戸時代の元禄に入ってからなのですから当然の流れなのですね。
浴衣の衿元
着物用肌着(なければキャミソール)などの上に直接着付けるだけにあまり首回りの肌の露出が多いと涼を誘うはずの浴衣がそれだけでだらしな~い暑苦しい浴衣姿となってしまいます。
それではその方ご自身まで何となくだらしなく見えてしまう訳でして大変勿体ない事だと思うのです。
歴史をさかのぼれば蒸し風呂に、あるいは湯あがりに着ていた浴衣。
街に繰り出すからにはここは衣紋もあまり抜きすぎず衿合わせもキリッとして頂きたいものです。
反ってその中にそこはかとない色気が漂って参ります。
皆さま 品のよい涼やかなお着付けで街に繰り出して下さいませね。
最近の着物アイテム
今朝テレビで浴衣に帽子、カチューシャ等のアイテムを合わせとてもチャーミングなコーディネートを特集?しておりました。
お若い方はどんどんこういったものを上手に取り入れて楽しんでいらっしゃるのですね。
すでに半幅帯にレースやオーガンジーをあしらったり帯締めのかわりにリボンで楽しんでみたりはありましたが、アイデア次第ではまだまだな~る程、そう来たか、と云うものが出てくるかもしれませんね。
着物離れに歯止めをと云う事で色々業界もお考えと思いますが、浴衣に帽子が流行したらこれまた将来近代史の服飾文化に載るのでしょうか?
今までだって少しずつ変化しているのですからあり得るかもしれませんね^^。
最後までお付き合いくださりありがとうございます
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